学校検診で要受診と言われたら?歯科での対応と流れを徹底解説
2026年04月28日
「要受診」という言葉を見た瞬間、どきっとしませんでしたか?
毎年5月〜6月ごろ、学校から持ち帰る歯科健診の結果票。「異常なし」ならひと安心ですが、「要受診」や「要精検」の文字が並んでいると、保護者としてはとても心配になりますよね。
でも、焦らなくて大丈夫です。「要受診」の判定は、決して深刻な状態を意味するわけではありません。むしろ、早めに歯科医院を受診することで、お子さんの歯の健康を守るチャンスと捉えてほしいのです。
この記事では、学校歯科健診の結果の見方から、歯科医院での対応の流れ、治療内容まで、保護者の方が知っておくべきことをわかりやすくまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。
学校歯科健診とは?その目的と仕組みを知ろう

学校歯科健診は、「学校保健安全法」に基づいて毎年実施される定期健康診断の一部です。
目的はひとつ。学校生活を送る上で支障となるような歯や口腔の疾病・異常を早期に発見し、適切な対応につなげることです。
ただし、ここで大切なポイントがあります。
学校歯科健診は「スクリーニング」であり、「確定診断」ではありません。
スクリーニングとは、異常の有無をふるい分けする検査のこと。限られた時間・環境の中で行われるため、詳細な診断は歯科医院での受診が必要になります。健診結果は、あくまで「歯科医院に行くきっかけ」として受け取ってください。
健診結果の通知タイミング
健診は毎年6月30日までに行われます。結果は健診終了後21日以内に、児童生徒と保護者に通知されます。
「歯科受診のおすすめ」が同封されていた場合は、専門家による診断が必要と判断されたサインです。できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。
健診で診られる主な項目
学校歯科健診では、学校歯科医が以下の項目を確認します。
- 姿勢・顔面・口の状態…異常がある場合は所見欄に記載
- 顎関節…開閉口時の痛みや偏位、雑音の有無
- 歯列・咬合…歯並びや噛み合わせの状態
- 歯垢の付着状態…歯の清掃状態の確認
- 歯肉の状態…歯肉炎・歯周炎の有無
- 歯の状態…むし歯・要観察歯・処置歯など
- その他の疾病・異常…過剰歯、埋伏歯、軟組織の異常など
「要受診」「要観察」「要精検」の違いを正しく理解しよう

結果票に書かれた言葉の意味、正確に把握できていますか?
実は、「要受診」と一口に言っても、その内容によって緊急度や対応が異なります。それぞれの意味を整理しておきましょう。
CO(要観察歯)とは
「CO」は「Care Observation」の略で、「要観察歯」を意味します。
むし歯になりかけている状態、または初期のむし歯が疑われる歯のことです。まだ穴が開いているわけではなく、適切なブラッシングやフッ素塗布などで回復できる可能性があります。
COの場合は、すぐに削って治療するのではなく、定期的な観察と予防ケアが中心になります。ただし、放置すると本格的なむし歯(C)に進行するため、歯科医院でのフォローが大切です。
C(むし歯・未処置歯)とは
「C」はむし歯(齲歯)の未処置歯を示します。
すでにむし歯が進行している状態で、治療が必要です。早めに受診して適切な処置を受けましょう。
GO・G(歯肉の異常)とは
「GO」は「歯周疾患要観察者」、「G」は「歯周疾患要処置者」を意味します。
GOは、歯肉に軽度の炎症があるものの、丁寧なブラッシングで改善が期待できる状態です。Gは、歯肉炎や歯周炎の診断と治療が必要な状態を指します。
歯列・咬合の「1」「2」とは
歯並びや噛み合わせの判定では、「1」が「要観察(軽度の不正咬合)」、「2」が「要精検(重度の不正咬合・矯正治療が必要と判断されるもの)」を意味します。
ただし、「2」の判定が出ても、それは「かなり重度の不正咬合」を指すものであり、少々の歯並びの乱れではありません。咀嚼障害・発音障害・精神的影響など、学習に支障をきたすレベルの場合に該当します。
要受診と言われたら、いつ・どこに行けばいい?
結果票を受け取ったら、まず「いつ受診すればいいか」が気になりますよね。
基本的には、できるだけ早めの受診をおすすめします。
むし歯は放置すると進行します。特に乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、むし歯の進行が早い傾向があります。「まだ痛くないから大丈夫」と思っていても、気づいたときには深刻な状態になっていることも少なくありません。
受診先はどこがいい?
かかりつけの歯科医院があれば、まずそちらに連絡してみましょう。
かかりつけがない場合は、お子さんの状況に合わせた歯科医院を選ぶことが大切です。特に小さなお子さんの場合は、小児歯科に対応している医院を選ぶと安心です。
小児歯科に特化した医院では、お子さんが歯医者を怖がらないよう、丁寧に慣れるプロセスを踏んでくれます。いきなり治療を始めるのではなく、診療台に座る・器具を見る・スタッフと話すといったステップを大切にしてくれる医院が理想的です。
受診前に準備しておくこと
- 健診結果票(お知らせのプリント)を持参する
- お子さんの歯磨きの習慣(1日何回か、仕上げ磨きをしているかなど)を確認しておく
- 最近の食生活や間食の頻度を把握しておく
- 過去に歯科治療を受けたことがあれば、その内容を思い出しておく
これらの情報を歯科医師に伝えることで、より的確な診断と対応が可能になります。
歯科医院での対応の流れ〜初診から治療完了まで

初めて受診する医院だと、「どんな流れで進むのか」が気になりますよね。
一般的な小児歯科の受診の流れをご説明します。
STEP 1:問診・カウンセリング
まず、歯科医師やスタッフによる問診があります。
健診結果票の内容を確認しながら、現在の症状・歯磨きの習慣・食生活・過去の治療歴などを聞かれます。保護者の方も一緒に参加し、気になることは遠慮なく伝えましょう。
STEP 2:口腔内の詳細検査
次に、歯科医師が実際にお口の中を詳しく確認します。
レントゲン撮影が必要な場合もあります。学校健診では確認できなかった部分まで丁寧に診てもらえるため、より正確な状態が把握できます。
STEP 3:治療方針の説明
検査結果をもとに、治療が必要かどうか、どのような治療を行うかを説明してもらいます。
疑問点はこのタイミングでしっかり確認しましょう。「なぜこの治療が必要なのか」「どのくらいの回数がかかるのか」など、納得してから治療を進めることが大切です。
STEP 4:治療・処置
治療内容は、健診結果の判定によって異なります。
- COの場合…フッ素塗布・ブラッシング指導・経過観察が中心
- Cの場合…むし歯の除去と詰め物・被せ物による修復治療
- GOの場合…歯磨き指導・歯石除去など
- Gの場合…歯周治療(スケーリングなど)
- 歯列・咬合の異常の場合…矯正歯科への紹介、または矯正相談
STEP 5:定期的なメンテナンス・フォロー
治療が終わっても、それで終わりではありません。
定期的なメンテナンスを続けることで、再発を防ぎ、お子さんの歯の健康を長く守ることができます。3〜6ヶ月に1回の定期検診を習慣にしましょう。
子どもが歯医者を怖がるときの対処法
「歯医者に連れて行こうとしたら、泣いて嫌がってしまった…」
そんな経験をされた保護者の方も多いのではないでしょうか。実は私自身も、中学生のころに歯列矯正を受けた経験があります。最初はドキドキしていましたが、先生が丁寧に説明してくれたおかげで、だんだん怖くなくなっていきました。でこぼこだった歯並びが少しずつ整っていくうれしさは、今でも鮮明に覚えています。
子どもにとって、歯医者の最初の印象はとても重要です。一度「怖い」「痛い」と感じてしまうと、その後の通院が難しくなることがあります。
歯医者嫌いにさせないための工夫
小児歯科に力を入れている歯科医院では、子どもが歯医者に慣れるためのプロセスを大切にしています。
- いきなり治療を始めず、まず診療台に座ることから慣れてもらう
- 器具を見せて、触れてもらうことで恐怖心を和らげる
- スタッフとコミュニケーションを取りながら、安心感を育てる
- 表面麻酔を使って注射の痛みを軽減する
- 極細の針と電動麻酔でゆっくり注入し、痛みを最小限にする
- 治療を頑張ったあとのご褒美(プレゼント)で、ポジティブな体験を積み重ねる
こうした配慮がある医院を選ぶことで、お子さんが「歯医者=怖い場所」というイメージを持たずに通い続けられるようになります。
保護者ができるサポート
家庭でも、歯医者に対するポジティブなイメージを育てることが大切です。
- 「歯医者さんは歯を守ってくれる場所だよ」と伝える
- 「痛くないように工夫してくれるよ」と安心させる
- 受診後は「よく頑張ったね」とたくさん褒める
- 保護者自身が歯医者を怖がる様子を見せない
子どもは親の反応をよく見ています。保護者が落ち着いた様子でいることが、子どもの安心感につながります。
乳歯のむし歯を放置してはいけない理由
「どうせ生え変わるから、乳歯のむし歯は治療しなくていいのでは?」
そう思っている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。でも、これは大きな誤解です。
乳歯は、永久歯が生えてくるための「道しるべ」の役割を担っています。乳歯が健全に機能することで、永久歯が正しい位置に生えてくることができます。乳臼歯が後続の永久歯と交換する時期は10〜11歳ごろとされており、それまでの間、乳歯はしっかり機能し続ける必要があります。
乳歯のむし歯が引き起こすリスク
- 永久歯の位置異常…乳歯が早期に失われると、永久歯が正しい位置に生えてこない可能性がある
- 咀嚼機能への影響…噛む力が弱まり、食事や栄養摂取に影響が出ることがある
- 発音への影響…歯が欠けた状態では、発音が不明瞭になることがある
- 永久歯への感染リスク…乳歯のむし歯が深く進行すると、下にある永久歯の歯胚に影響を与える可能性がある
- 歯並びの悪化…乳歯が早く抜けると、隣の歯が傾いてスペースが失われる
乳歯のむし歯は、永久歯の健康にも直結する問題です。「どうせ生え変わるから」と放置せず、早めに受診することが大切です。
歯列・咬合の「要精検」と言われたら〜矯正相談のすすめ
歯並びや噛み合わせの項目で「2(要精検)」の判定が出た場合、矯正歯科への相談が必要になることがあります。
ただし、先ほどもお伝えしたように、「2」の判定はかなり重度の不正咬合を指します。咀嚼や発音、精神的な影響が出ているレベルの場合です。「1(要観察)」の場合は、軽度の歯列異常として定期的な観察が中心になります。
小児矯正の考え方〜予防型アプローチとは
矯正治療というと、「歯並びを治す」というイメージが強いかもしれません。
でも、小児期の矯正で大切なのは「悪くなる原因を防ぐ」という発想です。
子どもの顎はまだ成長段階にあります。この時期に適切なアプローチをすることで、顎の成長をサポートし、歯が並ぶためのスペースを確保することができます。その結果、将来的な本格矯正が不要になったり、治療期間・費用が軽減されたりする可能性があります。
矯正相談で確認したいポイント
- 今すぐ治療が必要か、経過観察でいいか
- どのような装置を使うのか
- 治療期間はどのくらいか
- 費用の目安(詳細は各医院にご確認ください)
- 治療中の生活への影響(食事・スポーツなど)
矯正相談は、多くの歯科医院で無料または低価格で実施しています。「要精検」の判定が出たら、まず相談だけでも行ってみることをおすすめします。
家庭でできる歯の健康管理〜予防が最大の治療

歯科医院での治療と同じくらい大切なのが、毎日の家庭でのケアです。
「治療が終わったから安心」ではなく、再発を防ぐための習慣づくりが重要です。
年齢別・仕上げ磨きのポイント
小学生のうちは、まだ自分だけでは十分に磨けないことが多いです。保護者による仕上げ磨きを続けることが大切です。
- 就学前(〜6歳ごろ)…保護者が全面的に磨く。特に奥歯の溝と歯と歯茎の境目を丁寧に
- 小学校低学年(6〜8歳ごろ)…子どもが磨いた後、保護者が仕上げ磨きをする
- 小学校高学年(9〜12歳ごろ)…子どもの磨き残しをチェックしながら、必要に応じて仕上げ磨き
むし歯を防ぐ生活習慣
- 間食の回数を減らす…食事のたびに口の中が酸性になるため、間食が多いとむし歯リスクが上がる
- 甘い飲み物を控える…ジュースやスポーツドリンクは糖分が多く、むし歯の原因になりやすい
- フッ素入り歯磨き粉を使う…フッ素はエナメル質を強化し、むし歯を予防する効果がある
- 食後は水やお茶でうがい…口の中の酸性を中和するのに効果的
定期検診を習慣にしよう
歯の健康を守るために、最も効果的な方法のひとつが定期検診です。
3〜6ヶ月に1回の定期検診で、むし歯や歯肉炎の早期発見・早期対応ができます。また、プロによるクリーニング(PMTC)で、家庭では落としきれない汚れを除去することも可能です。
「痛くなってから行く」ではなく、「痛くなる前に行く」習慣を、ぜひご家族で作っていただければと思います。
まとめ〜「要受診」は早めの行動が大切
学校歯科健診の「要受診」判定は、決して怖いものではありません。
むしろ、お子さんの歯の健康を守るための大切なサインです。
早めに歯科医院を受診することで、むし歯の進行を防ぎ、歯並びや歯肉の問題にも適切に対応できます。乳歯のうちからしっかりケアすることが、永久歯の健康にもつながります。
大切なのは、「治療する場所」として歯医者を捉えるのではなく、「歯の健康を一緒に守ってくれるパートナー」として、かかりつけ歯科医院を持つことです。
歯医者は「怖い場所」ではなく、「笑顔を守る場所」です。
お子さんが安心して通える歯科医院を見つけることが、長期的な歯の健康への第一歩になります。
千葉県茂原市で小児歯科をお探しの方へ〜ライフガーデン茂原歯科
「子どもが歯医者を怖がってしまう…」「泣いてしまって治療ができるか不安…」
そんなお悩みをお持ちの保護者の方に、ぜひ知っていただきたい歯科医院があります。
千葉県茂原市にあるライフガーデン茂原歯科は、「子どもを歯医者嫌いにさせない」ことを軸にした小児歯科・マタニティ歯科に特化した医院です。
ライフガーデン茂原歯科の特徴
- いきなり治療しない診療方針…診療台に座る・器具に触れる・スタッフと話すといった慣れのプロセスを大切にしています
- 多層的な痛み対策…表面麻酔・極細針・電動麻酔・痛点回避の組み合わせで、痛みを最小限に抑えます
- 保育士常駐のキッズルーム…兄弟の預かりにも対応しており、保護者が治療に集中できる環境が整っています
- 治療後のプレゼント…頑張ったお子さんへのご褒美で、ポジティブな体験を積み重ねます
- 予防型小児矯正…「歯並びを治す」のではなく「悪くなる原因を防ぐ」アプローチで、将来の矯正負担を軽減します
- マタニティ歯科対応…妊娠中からの口腔管理で、赤ちゃんへの虫歯菌感染予防もサポートします
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まずはお気軽にお問い合わせください。






