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乳歯が抜けない原因と対処法|小児矯正で防ぐ永久歯トラブルと歯並びへの影響

2025年12月9日

乳歯が抜けない…それは成長のサインかもしれません

お子さんの乳歯がグラグラし始めたのに、なかなか抜けない。

周りの友達はもう永久歯が生えているのに、うちの子だけまだ乳歯のまま…そんな不安を抱えていませんか?乳歯の生え変わりは、お子さんの成長を実感できる大切な瞬間ですが、同時に「このままで大丈夫なのか」という心配も生まれやすい時期です。

実は、乳歯が抜けない原因には様々な理由があります。永久歯の成長が遅れているケースもあれば、歯並びに影響を与える可能性のある問題が隠れていることもあります。特に近年では、食生活の変化や口腔周囲筋の機能不全によって、永久歯がスムーズに生えてこないお子さんが増えています。

この記事では、乳歯が抜けない主な原因と、それぞれの対処法について詳しく解説します。さらに、小児矯正によって永久歯のトラブルを未然に防ぐ方法や、歯並びへの影響についても専門的な視点からお伝えします。

乳歯が抜ける時期の目安と個人差について

乳歯から永久歯への生え変わりは、一般的に6歳前後から始まります。

最初に抜けるのは下の前歯(中切歯)で、その後7歳頃に上の前歯が生え変わり、8歳で上の側切歯、9歳で犬歯、10~12歳で第一小臼歯と第二小臼歯が生え、12~14歳で第二大臼歯が生えて永久歯の並びが完了します。この時期には、乳歯の奥に新しく「6歳臼歯」と呼ばれる第一大臼歯も生えてきます。

ただし、永久歯の生え変わりには大きな個人差があります。目安の時期よりも早くても遅くても、特に心配する必要はありません。兄弟姉妹でも時期や順番が異なることは珍しくなく、お子さんの成長リズムに合わせて進んでいくものです。

重要なのは、適齢期ではないのに歯がぐらついている場合です。虫歯や外傷などが原因の可能性があるため、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

乳歯が抜けない主な原因とそれぞれの特徴

乳歯がなかなか抜けない場合、いくつかの原因が考えられます。それぞれの特徴を理解することで、適切な対処法を選択できます。

永久歯の成長が遅れている場合

永久歯の生え替わりには個人差があり、成長がゆっくりなお子さんの場合、乳歯が抜けるのも遅くなることがあります。一般的に乳歯は6歳頃から抜け始めますが、永久歯の成長がゆっくりな場合は7歳、8歳、あるいはそれ以降になることも珍しくありません。周りの友達と比べて生え変わりが遅くても、焦る必要はありません。

埋伏歯(まいふくし)がある場合

埋伏歯とは、永久歯が顎の骨に埋まったまま、正しい位置に生えてこない状態です。

通常、永久歯は乳歯の根を溶かしながら生えてきますが、埋伏歯の場合はそれが起こらないため、乳歯が抜け落ちないことがあります。最もよく知られているのは親知らずですが、他の永久歯でも起こる可能性があります。歯並びに問題がなければそのままでも構いませんが、歯並びが乱れる場合は、歯ぐきを切開し歯を露出させる外科手術が必要になることがあります。

先天性欠如(せんてんせいけつじょ)の可能性

先天性欠如とは、生まれつき永久歯の一部がない状態のことです。永久歯は通常28本(親知らずを除く)ありますが、先天性欠如の人は、そのうち1本または数本が欠けています。これは決して珍しいことではなく、10人に1人の割合で見られます。

永久歯がない部分には、乳歯が残ったままになります。永久歯が生えてこないため、乳歯の根が溶けることがなく、抜け落ちないのです。先天性欠如の場合、残った乳歯をできるだけ長く健康な状態で保つことが大切です。

永久歯の位置がずれている場合

通常、永久歯は乳歯の真下に生えてきて、乳歯の根を溶かしながら押し出すことで生え替わります。しかし、永久歯の位置がずれていると、乳歯の根がうまく吸収されず、乳歯が抜けずに残ってしまうことがあります。レントゲン写真で確認し、必要があれば乳歯を抜歯します。

癒合歯(ゆごうし)がある場合

2本の歯が癒合して1本になっている状態を癒合歯といいます。

永久歯が生えてきても、片方の歯の根しか吸収されず、乳歯が抜けにくくなります。乳歯の交換時期になったら乳歯を抜歯し、永久歯が生えるスペースを確保します。

グラグラしているのに抜けない乳歯への対処法

乳歯がグラグラし始めると、「いつ抜けるのか」「どうやって抜くのか」が気になります。

基本的には、グラグラする乳歯が自然に抜けるのを待つのが一番です。お子さん自身が舌や指で軽く揺らすことで、抜け落ちるのを促すこともできます。その際、無理に引っ張ったりせず、あくまで自然に抜けるのをサポートするようにしましょう。

自宅で抜く場合の正しい方法

歯を揺らしても痛みがなく、ほとんどぶら下がっているような状態になったときには、清潔な指で摘まんで真っすぐ引っ張ると、乳歯が抜けます。抜けたあと出血が起こることがありますが、清潔なガーゼで圧迫して止血してください。出血は5分ほどで止まります。

歯科医院を受診すべきケース

以下の場合は自宅で抜こうとせず、歯科医院を受診してください。

  • 食事の際に痛みがあるなど日常生活に支障をきたす場合
  • 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた場合
  • 乳歯が虫歯になっている場合
  • 乳歯がグラつき始めて2週間が過ぎたけれど抜けない場合
  • 歯をぶつけるなどして、グラつき始めた場合
  • 左右の歯で、グラつく時期に大きな差がある場合

歯科医院では、お子さんの年齢や歯の状態に合わせて、適切な方法で抜歯を行います。ケースによっては麻酔を使用し、抜歯時の痛みを抑えることも可能です。

乳歯が抜けないことで起こる永久歯への影響

乳歯が適切な時期に抜けないと、永久歯の生え方や歯並びに様々な影響を及ぼす可能性があります。

歯並びの乱れ(叢生)

永久歯が生えるスペースが十分になく、放っておくと乱ぐい歯になってしまいます。歯の間隔が狭く永久歯の生えるスペースが不足していると、永久歯が斜めに生えたり、重なって生えたりする原因となります。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

乳歯が残ったまま永久歯が生えてくると、永久歯が正しい位置に並ばず、前歯が出てしまう「出っ歯」の状態になることがあります。口が閉じにくくなり、口呼吸の原因にもなります。

埋伏歯の発生

乳歯が邪魔で永久歯がきれいに並ばない可能性があります。受診が遅れるほど、永久歯の生え方への影響が大きくなりますので、早めに歯科医院を受診することが重要です。

虫歯のリスク増加

歯と歯のすき間に歯ブラシが届きにくい部位が多いと、磨き残しが増えてしまいます。そうすると、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

小児矯正で防ぐ永久歯トラブルと歯並びへの影響

小児矯正は、永久歯が生えそろう前の成長期に行う矯正治療です。

この時期に適切な治療を行わないと、将来的に歯並びや噛み合わせに影響が出る場合があります。見た目の問題だけでなく、咀嚼(そしゃく)のしやすさ、発音、顎の発達などに関わることもあるため、早期のチェックが大切です。

Ⅰ期治療による根本的なアプローチ

歯並びが悪くなる原因は「口腔周囲筋(舌・唇・頬の筋肉)」の機能不全です。

普段何もしていない時に、舌が常に歯に触れている状態を「舌癖」といいます。つまり、常に歯に対して一定の力が与えられている状態です。こんな小さな力でも歯並びは崩れてしまいます。その他、口呼吸や逆嚥下も歯並びが悪くなる原因となります。

Ⅰ期治療では「歯列矯正用咬合誘導装置」という方法で、歯を直接動かすのではなく、悪い歯並びになってしまう「原因」をオリジナル装置やトレーニングで改善していきます。

年齢に応じた治療アプローチ

はじめる年齢によって取り組みは異なります。

0歳~2歳では、歯並びはお口だけの問題ではなく、座り方、姿勢、抱っこの仕方が原因で悪くなってしまうことがあります。親御さんと一緒にお子さんの正しい「姿勢」を獲得する訓練を行います。

3歳~5歳では、インファントという取り外しできるマウスピース型の装置を1日2回10分~20分利用することで、顎の成長を促し、歯並びが悪くなる原因を除去していきます。

6歳~9歳では、歯列矯正用咬合誘導装置という取り外し式の装置と舌・口・呼吸の訓練を行います。歯並びが悪くなる口呼吸、舌の突き出し、指しゃぶりなどを改善します。

Ⅱ期治療が必要なケース

Ⅰ期治療が完了しても、歯並びが悪かったり、歯が回転して生えていたり、上下の歯がしっかりと噛み合っていなかったりする場合に、Ⅱ期治療を行います。

Ⅱ期治療では、金属のワイヤーやブラケットの装置を歯の表面に固定する方法、またはマウスピース型矯正装置を歯に装着して歯並びを整える治療法があります。

小児矯正のメリットとリスクについて

小児矯正には多くのメリットがありますが、同時にリスクも理解しておく必要があります。

小児矯正の主なメリット

  • 見た目が綺麗になる
  • 虫歯や歯周病になりにくくなる
  • 噛み合わせが整う
  • 自分に自信が持てる
  • 発音や滑舌の改善
  • 顎や顔の骨格の健全な成長
  • 将来の矯正の負担を減らせる可能性

知っておくべきリスクと副作用

矯正歯科装置を付けた後しばらりは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。

治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。

歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。また、矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

治療費用について

矯正費は、歯並びの症状や治療内容によって異なります。一般的に約40~100万円くらいの費用が基本になります(矯正治療は自費診療です)。予防矯正の場合は440,000円、本格矯正の場合は770,000円~1,100,000円程度が目安となります。

乳歯の生え変わり時期に注意すべきこと

永久歯への生え変わりを順調に進めるために、日常生活で注意すべきポイントがあります。

指しゃぶりを早めにやめる

3歳を過ぎても指しゃぶりをしていたり、舌で歯を押すような癖があると、歯並びや顎の発達に影響することがあります。早めに改善することが大切です。

よく噛んで食べる習慣をつける

やわらかい咬み応えのない食事ばかりしていると、前歯を使わなくなり、これも歯列不正の原因になります。前歯でしっかり噛む訓練が重要です。

口呼吸を防ぎ、鼻呼吸を意識する

口で呼吸していると舌は低位になり、上顎の成長を妨げ歯並び悪化の原因となります。また、病原菌が喉の粘膜から直接取りこまれてしまうため、健康のためにも良いことではありません。

口の中を定期的に観察する

永久歯が生えてきても、乳歯が抜けなかったり、歯肉炎が起きたりしていることがよくあります。日頃から口の中をよく観察して、何か問題があったら歯科医院に相談しましょう。

まとめ|早期発見と適切な対処が健康な永久歯を守ります

乳歯が抜けない原因には、永久歯の成長の遅れ、埋伏歯、先天性欠如、永久歯の位置のずれ、癒合歯など、様々な理由があります。

多くの場合は自然に抜けるのを待つことで問題ありませんが、永久歯が生えてきているのに乳歯が抜けない場合や、痛みがある場合、2週間以上グラグラしているのに抜けない場合は、早めに歯科医院を受診することが大切です。

小児矯正は、永久歯が生えそろう前の成長期に行うことで、歯並びが悪くなる根本的な原因を改善できる治療法です。口腔周囲筋の機能不全を改善し、口呼吸や舌癖などの悪習癖を正すことで、健全な永久歯列の育成を目指します。

お子さんの歯並びが気になる場合は、早めに専門医に相談し、成長段階に合ったケアを検討しましょう。Ⅰ期治療で改善できれば、治療期間が短くなり、費用も少なくて済む可能性があります。

むらせ歯科茂原院では、お子さんと親御さんに十分な説明を行い、納得いただいた上で治療を進めています。患者さんの身体的負担や経済的負担を軽くすることも大切にしており、なるべくⅠ期治療で矯正が終了するように治療を進めています。

お子さんの健やかな成長と、美しい歯並びのために、気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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