大人の部分矯正で前歯だけ整える!費用・期間・メリットを徹底解説
2025年11月26日
前歯の歯並びが気になる方へ・・・部分矯正という選択肢
「笑うときに前歯が気になる」「写真を撮るときに口元を隠してしまう」そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
歯並びを整えたいと思っても、全体的な矯正治療は費用も期間もかかるイメージがあって、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。実は、前歯だけの歯並びが気になる場合、「部分矯正」という選択肢があります。部分矯正は、気になる部分だけを集中的に治療する方法で、全体矯正と比べて費用を抑えられ、治療期間も短縮できる可能性があります。
ただし、部分矯正にはメリットだけでなく、知っておくべき注意点やデメリットも存在します。この記事では、大人の部分矯正について、費用や期間、メリット・デメリット、適応できる症例などを詳しく解説していきます。
部分矯正とは?全体矯正との違いを理解する
部分矯正は、歯列の一部分だけに焦点を当てて行う矯正治療です。
主に前歯の歯並びを整えることを目的としており、「プチ矯正」とも呼ばれています。一般的には、上下の前歯6本程度を対象とした治療となり、犬歯から犬歯までの範囲が適応範囲となります。全体矯正が奥歯を含む歯列全体を動かして噛み合わせの改善や大幅な歯列矯正を行うのに対し、部分矯正は見た目の改善に特化した治療方法です。
全体矯正では、すべての歯に矯正装置を装着し、歯列全体を動かすため、治療期間は通常1年から3年ほどかかります。費用も70万円から150万円ほどと高額になる傾向があります。一方、部分矯正は動かす歯の数が限られているため、装置を付ける箇所も一部に限定され、治療期間は最短3ヶ月から1年半程度、費用は30万円から60万円ほどに抑えられることが多いです。
部分矯正が適している症例

部分矯正は、すべての歯並びの問題に対応できるわけではありません。適応できるのは、比較的軽度な歯並びの乱れに限られます。具体的には、軽度の出っ歯、軽度の乱杭歯や叢生、前歯の隙間(すきっ歯)、前歯の軽度のねじれやガタつき、矯正治療後のわずかな後戻りなどが対象となります。
奥歯の噛み合わせが安定していることが大前提となり、重度のガタつきや出っ歯、骨格的な問題、深い噛み合わせなどは、部分矯正では根本的に解決できません。また、抜歯が必要な場合や、噛み合わせ異常が骨格に起因する場合も、部分矯正の適応外となります。
部分矯正ができないケース
歯を並べるスペースが顕著に不足している場合、噛み合わせに大きな問題がある場合、歯の移動量が大きい場合などは、部分矯正では対応できません。
こうした場合には、全体矯正や外科矯正が必要となることがあります。部分矯正はあくまで「部分的な改善」を目的としているため、口元の突出感が変わらなかったり、歯の正中(中心線)がずれたままだったりと、患者様が思い描いていた「完璧な歯並び」にはならない可能性があることを理解しておく必要があります。
部分矯正の費用相場・・・治療方法別に詳しく解説
部分矯正の費用は、選択する矯正装置の種類によって大きく異なります。
一般的な費用相場は30万円から60万円程度ですが、装置の素材や治療範囲、歯科医院によって幅があります。ここでは、主な矯正方法ごとの費用相場を詳しく見ていきましょう。
表側矯正(ワイヤー矯正)の費用
表側矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付け、ワイヤーでつなぎ、歯を引っ張って調整する方法です。部分矯正の場合、費用相場は30万円から60万円程度となります。金属製のブラケット(メタルブラケット)を使用した場合が最も安く、プラスチックやジルコニア、セラミックなどの目立ちにくい素材を使用した場合は費用が上がる傾向があります。
ハイブリッドブラケットやプラスチックブラケットは35万円から80万円程度、ジルコニアブラケットやセラミックブラケットは65万円から100万円程度が目安となります。また、白く目立ちにくいホワイトワイヤーを使用する場合は、プラス10万円程度の追加費用がかかることがあります。
裏側矯正(舌側矯正)の費用
裏側矯正は、歯の裏側(舌側)にブラケットを装着する方法で、周囲から気付かれにくいという大きなメリットがあります。部分矯正の場合、費用相場は40万円から70万円程度となり、表側矯正よりも高額になる傾向があります。歯の裏面は複雑な形状をしているため、ブラケットを一つひとつオーダーメイドで製作する必要があり、技術料が加算されるためです。
上下顎ともに裏側矯正を行うフルリンガルの場合、全体矯正では100万円から170万円程度かかることもあります。上顎は裏側矯正、下顎は表側矯正を行うハーフリンガル矯正の場合は、部分矯正で35万円から65万円程度、全体矯正で80万円から150万円程度が目安となります。
マウスピース矯正の費用

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を動かす方法で、目立ちにくく取り外しが可能という特徴があります。
部分矯正の場合、費用相場は10万円から50万円程度と幅があります。世界的にシェアされているインビザラインなどのマウスピース型矯正装置を使用する場合、全体矯正では70万円から120万円程度かかることがあります。マウスピース矯正は、装置の装着時間を守らないと治療期間が延びる可能性があり、歯の移動量が大きい場合(抜歯が必要な場合)は、マウスピース矯正だけでは難しく、表側矯正や裏側矯正と併用することがあります。
部分矯正の治療期間・・・どのくらいで完了する?
部分矯正の治療期間は、症状の程度や使用する矯正装置によって異なります。
一般的には、最短3ヶ月から1年半程度で治療が完了することが多いです。全体矯正が1年から3年ほどかかるのに対し、部分矯正は動かす歯の数が限られているため、期間が短くて済むのが大きなメリットです。
矯正装置別の治療期間
表側矯正(ワイヤー矯正)の場合、治療期間の目安は約6ヶ月から1年程度です。裏側矯正(ワイヤー矯正)の場合は、約6ヶ月から1年半程度かかることがあります。裏側矯正は表側矯正よりも装置の調整が難しいため、やや治療期間が長くなる傾向があります。マウスピース矯正の場合は、約6ヶ月から1年半程度が目安となります。
ただし、歯列不正の程度が強い場合や、噛み合わせの状態によっては、これらの期間よりも長くかかることがあります。また、治療期間中は、通常1ヶ月に1回程度の通院が必要となります。
治療期間に影響する要因
治療期間は、歯を動かす距離や移動量、歯の移動に対する反応の個人差、装置の装着時間(マウスピース矯正の場合)などによって変わってきます。
マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が推奨されており、装着時間を守らないと治療期間が延びてしまう可能性があります。また、矯正治療を始める前に虫歯や歯周病がある場合は、先にそちらの治療を行う必要があるため、全体の治療期間が長くなることがあります。
部分矯正のメリット・・・なぜ選ばれるのか

部分矯正が多くの方に選ばれる理由は、全体矯正と比べて患者様の負担が少ない点にあります。
ここでは、部分矯正の主なメリットを詳しく見ていきましょう。
費用を抑えられる
部分矯正の最大のメリットは、費用を抑えられることです。動かす歯の数が少ないため、装置の費用や調整料が抑えられ、全体矯正の約3分の1から半分程度の費用で済むことが一般的です。全体矯正が70万円から150万円程度かかるのに対し、部分矯正は30万円から60万円程度で治療を受けられることが多いです。
経済的な負担が軽減されることで、矯正治療を始めやすくなり、前歯の歯並びだけでも改善したいという希望を叶えやすくなります。
治療期間が短い
部分矯正は、歯を動かす範囲が限られているため、治療期間が短いのも大きなメリットです。
最短3ヶ月から1年程度で治療が完了するケースが多く、結婚式や就職など、目標の期日がある方には特に適しています。全体矯正が1年から3年ほどかかるのに対し、部分矯正は半分以下の期間で済むことが多いため、早く結果を得たい方にとって魅力的な選択肢となります。
心身への負担が少ない
動かす歯が少ないため、痛みや不快感が比較的少なく、抜歯の可能性も低いのが特徴です。また、装置が付く範囲が狭いため、食事や歯磨きへの影響も最小限に抑えられます。全体矯正では、すべての歯に装置を装着するため、食事の制限や歯のお手入れが大変ですが、部分矯正は一部分のみの装置装着なので、全体矯正よりは負担が小さくなります。
装置の選択肢が豊富
部分矯正では、ライフスタイルに合わせて目立たない装置を選べます。透明で目立たず、取り外しも可能なマウスピース矯正は最も人気の選択肢です。また、費用を抑えたい場合は表側ワイヤー矯正を選び、白い装置で目立ちにくくすることも可能です。周囲に気付かれたくない方は、裏側矯正を選択することもできます。
自信につながる
前歯の歯並びが改善されることで、笑顔に自信が持てるようになります。
全体矯正であっても部分矯正であっても、歯並びをきれいにすることはコンプレックスを解消でき、自信を持つことにつながるでしょう。人前で笑うことに抵抗がなくなり、写真を撮るときにも口元を隠さなくて済むようになります。
部分矯正のデメリット・・・知っておくべき注意点
部分矯正には多くのメリットがある一方で、知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
治療を始める前に、これらの点をしっかり理解しておくことが重要です。
適用できる症例が限られる
部分矯正の最大のデメリットは、適用できる症例が非常に限られることです。奥歯の噛み合わせが安定していることが大前提となり、重度のガタつきや出っ歯、骨格的な問題、深い噛み合わせなどは、部分矯正では根本的に解決できません。部分矯正が可能かどうかは、歯並びの状態や噛み合わせによって異なるため、まずは専門の歯科医師による診断を受けることが大切です。
噛み合わせの改善はできない
部分矯正は前歯の見た目を整えることを主な目的としているため、奥歯のかみ合わせや歯並びは改善できません。
前歯の見た目は良くなっても、噛み合わせはそのままか、場合によっては今まで以上に咬みにくくなったり、発音が悪くなったりする可能性があります。噛み合わせの改善を希望する場合は、全体矯正を検討する必要があります。
無理な治療で噛み合わせが悪化するリスク
見た目だけを優先して無理に前歯を並べると、奥歯とのバランスが崩れ、特定の歯に過度な負担がかかったり、顎関節症を引き起こしたりすることがあります。歯を並べるスペースが不足しているのに無理に歯を動かすと、歯の根が骨から飛び出してしまい、歯茎が大きく下がったり、歯がグラグラしたりする危険性もあります。最悪の場合、歯を失うことにもつながりかねません。
後戻りしやすい
不安定な土台の上で前歯だけを動かすため、治療後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」のリスクが全体矯正よりも高い傾向にあります。
保定装置(リテーナー)の使用がより重要になり、治療後も定期的なメンテナンスが必要となります。
理想の仕上がりにならないことも
部分矯正はあくまで「部分的な改善」です。口元の突出感が変わらなかったり、歯の正中(中心線)がずれたままだったりと、患者様が思い描いていた「完璧な歯並び」にはならない可能性があります。治療前のカウンセリングで、どこまで改善できるのかをしっかり確認しておくことが大切です。
むらせ歯科茂原院の矯正治療・・・総合的な口腔ケアを提供
むらせ歯科茂原院では、「見えにくい・目立ちにくい」装置を特徴とした矯正治療を提供しています。
特に、透明なマウスピース型矯正装置を採用しており、目立ちにくく、取り外しが可能で口内の違和感が少ないという利点があります。患者様は通常通りの食事ができ、歯磨きや装置の洗浄も簡単に行えます。
患者様とのコミュニケーションを重視
当院のマウスピース矯正の特徴として、患者様と医院間のコミュニケーションアプリを導入しています。このアプリでは、歯の動きをスライドショーで確認できたり、マウスピースの交換時期を通知する機能があります。また、医院の作業効率化も図れるため、患者様へのサービス精度向上にも貢献しています。
虫歯・歯周病予防にも対応
むらせ歯科茂原院は、矯正治療だけでなく、虫歯治療や歯周病治療にも対応しています。
矯正治療を始める前の初期処置(虫歯・歯周病・抜歯)や、矯正中の虫歯予防・歯周病予防が重要であるにもかかわらず、矯正専門の医院ではこれらに対応していないところが多いのが現状です。特に、歯に取り付けるタイプの矯正装置は汚れが付きやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、予防にも力を入れている医院を選ぶことが重要です。
顎関節症の改善も同時に実施
不正咬合(悪い歯並び)の多くは顎関節にトラブルを持つ方が多いことから、希望がある場合には矯正治療前にスプリント療法(別途費用11万円(税込))を行い、歯並びを整えるだけでなく顎関節症の改善も同時に行っています。この治療により、顎関節症に由来する不定愁訴(頭痛・肩こりなど)、顎の痛みや疲れ、歯ぎしり、顎の異音などの症状が改善されるとしています。
むらせ歯科茂原院の矯正治療は、美しい歯並びを実現するだけでなく、口腔内の健康維持や顎関節症の改善など、総合的な口腔ケアを提供する点に特徴があります。
まとめ・・・部分矯正で自信の持てる笑顔を手に入れる
大人の部分矯正は、前歯の歯並びを改善したい方にとって、費用と期間を抑えられる魅力的な選択肢です。
費用相場は30万円から60万円程度、治療期間は最短3ヶ月から1年半程度と、全体矯正と比べて負担が少ないのが特徴です。透明なマウスピース矯正や目立ちにくいワイヤー矯正など、ライフスタイルに合わせた装置を選ぶことができます。
ただし、部分矯正は適用できる症例が限られており、重度の歯並びの乱れや噛み合わせの問題には対応できません。また、噛み合わせの改善はできないため、見た目の改善のみを目的とした治療となります。無理な治療は歯茎下がりや噛み合わせの悪化を招く可能性があるため、信頼できる歯科医師による診断が重要です。
むらせ歯科茂原院のように、矯正治療だけでなく虫歯・歯周病予防や顎関節症の改善にも対応している医院を選ぶことで、総合的な口腔ケアを受けることができます。前歯の歯並びが気になる方は、まず専門の歯科医師に相談し、自分に合った治療方法を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。美しい歯並びと自信の持てる笑顔を手に入れることで、毎日がより充実したものになるはずです。






