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抜歯即時埋入インプラントとは?治療期間短縮のメリットと適応条件を徹底解説

2025年12月9日

抜歯即時埋入インプラントとは

歯を失うことは、誰にとっても大きな不安を伴います。

「抜歯即時埋入インプラント」とは、抜歯と同時にインプラント体(人工歯根)を埋め込む治療法のことです。従来のインプラント治療では、抜歯後に3〜6ヶ月程度の治癒期間を待ってからインプラントを埋入するのが一般的でしたが、この術式では抜歯とインプラント埋入を同日に行うことで、治療期間を大幅に短縮できます。

抜歯後の骨の治癒機転(組織が治ろうとする反応)を利用することで、インプラント体と顎の骨との強固な結合が促進されるという近年の研究データに基づく術式となっています。適応には一定の条件がありますが、条件を満たせば患者様の治療期間や身体的な負担を大きく軽減することが期待できる治療法です。

抜歯即時埋入インプラントのメリット

治療期間を大幅に短縮できる

最大のメリットは、治療期間の短縮です。

通常のインプラント治療では、抜歯後に骨の治癒を待つ期間として3〜4ヶ月程度が必要になります。しかし、抜歯即時埋入インプラントでは、この待機期間が不要になるため、従来法と比べて治療期間を数ヶ月程度短縮できる場合があります。インプラント体の埋入から仮歯の装着までをその日のうちにできるケースも多く、患者様の時間や労力を大きく節約できます。

手術回数が少なく身体的負担を軽減

抜歯即時埋入インプラントでは、抜歯窩(抜歯後の歯茎の穴)を利用するため、従来のように歯肉を切開する必要がありません。

通常は抜歯とインプラント埋入で合計2回の外科手術が必要ですが、この術式では1回で済みます。切開が最小限で外科手術回数も少ないため、身体へのダメージが抑えられ、術後の腫れや痛みを軽減できる治療法です。手術後の回復も早く、患者様の負担を大幅に減らすことができます。

骨吸収のリスクを低減できる

抜歯後の歯槽骨は、噛む刺激がなくなることで骨吸収が起こり、骨量が減少してしまう場合があります。

従来法ではインプラント体を埋入する前に骨を増やす処置(骨造成)が必要になるケースがありました。しかし、抜歯即時埋入インプラントは、抜歯直後の骨のボリュームが十分に保たれている状態で埋入を行うため、このような骨吸収のリスクを低減することが可能です。特に前歯部の場合、抜歯直後の歯槽骨と歯肉のボリュームが保たれることで、自然な歯ぐきのラインや歯の形を再現しやすくなります。

審美性の向上が期待できる

見た目に関して敏感な方にとって、抜歯直後からの即時対応が心理的な安心感にもつながります。

従来の治療法では、抜歯後に仮義歯や入れ歯で過ごす期間が生じるため、不自由さや審美的なストレスを感じることが少なくありません。抜歯即時埋入では、適切な条件下で仮歯(プロビジョナル)を早期に装着できる場合もあり、見た目と機能の回復が同時に叶う点は大きなメリットです。特に前歯部の治療においては、周囲の歯ぐきの形態や唇との調和を自然に保つため、抜歯直後の処置が理想的なタイミングとなるケースがあります。

抜歯即時埋入インプラントの適応条件

十分な骨量があること

抜歯即時埋入インプラントを行うには、骨量が充分であることが重要な条件です。

インプラントを支えるためには、一定量以上の骨が必要だからです。抜歯窩(歯を抜いた後の穴)周囲の骨の厚み・高さが十分にあることが条件となります。骨の状態が良くない場合には、抜歯後に骨造成など必要な治療をしてからインプラント手術を行うこととなります。CT検査によって骨の幅・高さ・密度を正確に診断し、適応可否を判断します。

感染や炎症がないこと

抜歯部位に重度の感染や炎症がある場合、抜歯即時埋入インプラントは適応できません。

重度の歯周病や根尖性膿瘍、肉芽種などを抱えている歯の場合、感染のリスクが高くなるため、通常の方法でのインプラント治療を検討することとなります。抜歯部位の状態が安定していることが前提となり、歯周病や感染のない清潔な口腔環境が必要です。細菌感染を防ぐために、抜歯によりできた穴を丁寧に消毒することも重要なステップとなります。

全身状態が良好であること

患者様の全身状態が良好であることも必要です。

糖尿病などの全身疾患がコントロールされていない場合は、感染のリスクが高くなるため、適応が難しくなります。また、骨粗鬆症傾向、自己免疫疾患、喫煙者、アルコール依存の方なども、成功率を下げる要因となる可能性があります。歯ぎしりや食いしばり癖のある方、噛み合わせが悪い場合も抜歯即時埋入インプラントを受けられない場合があります。インプラント埋入直後に過度な力がかかってしまうと、オッセオインテグレーション(インプラント体のチタンと顎の骨が結合すること)が得られない可能性があるためです。

抜歯後の穴のサイズが適合すること

抜歯によりできた穴とインプラントは、サイズが微妙に異なるため隙間ができます。

可能な限りサイズがあったインプラントを埋め込む必要があり、サイズが合わない場合は抜歯即時埋入インプラントができない可能性があります。人工骨などの骨補填材を入れて隙間を埋め、インプラントを固定する処置が必要になります。適応の可否は患者様個人では難しいものですので、精密検査と診断が必須となります。

抜歯即時埋入インプラントのデメリットと注意点

適応できないケースが多い

すべての症例に適応できる方法ではありません。

症例をきちんと選ばなければ、失敗につながってしまい結果的に治療期間が長くなってしまうこともあるため、その患者様それぞれに一番良い治療方法を選択することがとても大切になります。成功率は90%以上を報告している論文が多いですが、中には40%と報告している論文もあり、適応症をきちんと選択して行わなければ、通常のインプラント埋入と比べて失敗するリスクが高くなる可能性があることが示されています。

感染リスクがやや高い

抜歯とインプラント埋入を同時に行うことで、手術に関連するリスクが増加する可能性があります。

例えば、感染症や出血のリスクが増大する場合があります。厳格な管理が必要で、歯周病が進行していた部位や抜歯が必要になった部位などはインプラント埋入後に感染が起こりやすく、抜歯即時埋入のリスクを伴うため、通常は1〜2ヶ月待つことが推奨されます。適切な審査・診断およびメインテナンスが行なわれることが、成功の鍵となります。

高度な技術と経験が必要

抜歯とインプラント埋入を同時に行う手術は、通常の手術よりも複雑なプロセスです。

そのため、経験豊富な歯科医師や専門的な設備が必要となります。埋入ポジションと初期固定の確保が成否を分けるため、担当医の経験と技術レベルが結果を左右します。対応できる歯科クリニックが限られているため、抜歯即時埋入の経験豊富な医院を選ぶことが重要です。

追加の処置が必要になる場合がある

骨の量や硬さが十分でない場合、追加の処置が必要になることがあります。

インプラントを埋入するための骨の量が不足している場合には、骨を足す処置(骨造成、骨移植、GBR法など)を併用する必要があります。これにより、治療費用が高額になる傾向があります。インプラント治療は患者様のお口の状態によって治療内容が異なるため、費用も個別に異なります。

抜歯即時埋入インプラントの治療の流れ

術前の検査と診断

抜歯即時埋入インプラントができるかどうか判断するために、骨量や歯周病の有無など詳しく検査します。

最新の歯科用CTで施術部位の3D画像を撮影し、コンピューター上で解析します。骨の幅・高さ・密度を正確に診断し、骨の状態によって変わる埋入角度と深さの判断を行います。抜歯即時埋入インプラントは適用範囲が狭く、抜歯してもできない場合が多いので、慎重に判断します。シミュレーションによるリスク回避も重要なステップです。

抜歯とインプラント体の埋入

手術当日は、局所麻酔を行った後、歯を抜去します。

抜歯せざるを得なくなった歯を、可能な限り周囲の骨を残し、歯茎などの組織を傷つけないように丁寧に抜きます。細菌感染を防ぐために、抜歯によりできた穴を丁寧に消毒します。次に、抜歯によりあごの骨にできた穴に、可能な限りサイズがあったインプラントを埋め込みます。サイズが合わない場合は、抜歯即時埋入インプラントができない可能性があります。

骨の補填と縫合

インプラント体を埋入し、必要に応じて骨の補填を行います。

人工骨などの骨補填材を入れ隙間を埋めて、インプラントを固定します。状態が良好な場合は、インプラントを入れた後すぐに仮歯を入れます。その後、縫合し、手術は終了です。適切な条件下で仮歯(プロビジョナル)を早期に装着できる場合もあり、その日のうちに歯の機能を回復できる場合があります。

術後の経過観察と上部構造の装着

手術後は、定期的な経過観察を行います。

インプラントと骨が結合するまで3〜4ヶ月ほど待ってから、人工歯の土台と人工歯を取りつけ、治療終了です。オッセオインテグレーション(インプラント体のチタンと顎の骨が結合すること)が得られるまでの期間、埋入直後の負担を避けるための生活指導が重要になります。仮歯使用中のケアと定期チェックの重要性も忘れてはいけません。

抜歯即時埋入インプラントの費用相場

インプラント治療は保険適用外の自由診療となります。

患者様のお口の状態によって治療内容が異なるため、費用も個別に異なります。一般的な費用の内訳としては、診査診断・サージカルガイド製作費が5万円程度、骨造成関連が3万円以上、インプラントフィクスチャー埋入が10万円程度、アバットメント装着・プロビジョナルレストレーションが10万円、インプラント上部構造が10万円となり、総費用は35万円〜45万円程度が相場です。

抜歯即時埋入インプラントは、従来法と比べて手術回数が減る分、治療費が安くなる場合があります。ただし、骨造成などの追加処置が必要になる場合は、費用が高額になる傾向があります。費用の支払い方法については、分割払いに対応している医院も多いため、担当の歯科医師とよく相談することをお勧めします。

むらせ歯科茂原院の総合的な口腔ケア

インプラント治療を検討される際には、矯正治療や虫歯治療、歯周病治療にも対応している総合的な歯科医院を選ぶことが重要です。

むらせ歯科茂原院では、「見えにくい・目立ちにくい」透明なマウスピース型矯正装置を提供しており、取り外しが可能で口内の違和感が少ないという利点があります。患者と医院とのコミュニケーションアプリを導入し、歯の動きをスライドショーで確認できたり、マウスピースの交換時期を通知する機能があります。

矯正治療を始める前の初期処置(虫歯・歯周病・抜歯)や、矯正中の虫歯予防・歯周病予防が重要であるにもかかわらず、矯正専門の医院ではこれらに対応していないところが多いのが現状です。歯に取り付けるタイプの矯正装置は汚れが付きやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、予防にも力を入れている医院を選ぶことが大切です。

さらに、不正咬合(悪い歯並び)の多くは顎関節にトラブルを持つ患者が多いことから、希望がある場合には矯正治療前にスプリント療法を行い、歯並びを整えるだけでなく顎関節症の改善も同時に行っています。これにより、顎関節症に由来する不定愁訴(頭痛・肩こりなど)、顎の痛みや疲れ、歯ぎしり、顎の異音などの症状が改善されます。

美しい歯並びを実現するだけでなく、口腔内の健康維持や顎関節症の改善など、総合的な口腔ケアを提供する歯科医院で治療を受けることをお勧めします。

まとめ

抜歯即時埋入インプラントは、治療期間の短縮、身体的負担の軽減、骨吸収のリスク低減、審美性の向上など、多くのメリットがあります。

ただし、適応できないケースが多く、感染リスクがやや高い、高度な技術と経験が必要といったデメリットもあります。十分な骨量があること、感染や炎症がないこと、全身状態が良好であることなど、一定の条件を満たす必要があります。

インプラント治療を検討される際には、精密検査と診断を受け、担当の歯科医師とよく相談することが大切です。抜歯即時埋入の経験豊富な医院を選び、矯正治療や虫歯治療、歯周病治療にも対応している総合的な口腔ケアを提供する歯科医院で治療を受けることをお勧めします。納得して治療を受けるための情報収集を行い、適応かどうかを知ることが最善の選択につながります。

むらせ歯科茂原院では、透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置をはじめ、総合的な口腔ケアを提供しています。インプラント治療や矯正治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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